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芝生のこと
我われは元々、芝生のエキスパート集団であります。
それもそのはず、ガーデン・ナビが所属する阪奈エンタープライズ株式会社という会社は、本格ゴルフ場コースや企業様を中心とする芝生の管理・育成の業務を主としており、過去ずっと高い評価をいただいているからです。ガーデン・ナビはその一般家庭様向けとして窓口を開かせていただいております。ですから、芝生を張る予定の土壌のことでお悩みの方、芝の生育不良のことでお悩みの方、病害虫のことでお困りの方、芝生の管理方法のことでお悩みの方、どうかお気軽に私どもの方までご相談ください。

余談ですが、最近新たに敷地の中に芝生を張りたいとお考えの方の中で、最も人気のある日本芝は「高麗芝」、「TM-9（改良型高麗芝）」、「姫高麗芝」といったところです。
TM-9において言えば、生育が緩慢なため年間を通じた芝刈り回数が少なくて済むというメリットが挙げられます。しかし、生育が緩慢であるというメリットを保持するには過多の施肥量はタブーであり、だからとて生育を健全に行なうための施肥は必ずしてやらなければなりません。その辺りの加減が難しいとも言えるでしょう。また、TM-9には管理コストを抑えられるという魅力がありますが、張る時の初期費用はかなりかかります。これは、TM-9という芝そのものの価格が高いことから、最も汎用的である高麗芝の倍近くになります。つまり、生育がスタートした後に病害やほかの理由で芝の部分張替えを行なう場合においても、コストとしては高くなるわけです。
また、姫高麗芝というものは高麗芝と比べて草幅が狭いことから密に生え、芝地に高級感が感じられ人気があります。張る時の初期費用としては高麗芝とそう変わりません。しかし、若干病虫害や乾燥、過湿などの環境ストレスに弱いという面があります。
このようなことから、それぞれ管理される立場によって価値が変わるものではありますが、私どもとしては、コスト面・管理面において中立性のある「高麗芝」をお勧めしています。
高麗芝も条件や管理が行き届いているならば、大変きれいなものです。


芝生校庭・園庭のすすめ
小学校・幼稚園の庭を芝生化するメリットとしては、まず児童・幼児の心身への影響が大きいと思われます。
土の地面より、芝生の方が子供たちは積極的に外で活動しようとする心理が働き、クッションとなる芝生があることによりケガを気にせず伸び伸びと体を動かせることなど、緑に接する時間を増やす事で心にプラスの影響があると言われます。
また児童・幼児の間に基礎的体力をつけることは、後の運動能力に大きく影響するとも言われています。
美しい芝生の上で、思いっきり走り回る子供たちを想像してみてください。それは子供たちだけでなく、保護者の方たちにも精神的プラス作用があるのではないでしょうか？

オーバーシードって聞いたことありますか？
通常、一般の家庭で庭に芝生を貼っておられる芝の種類は、ほとんどが高麗芝か野芝だと思います。
これらは暖地型芝草といって、特に夏期（5月〜10月中旬）に生育適期を迎える芝生で、冬の間（11月〜4月）は休眠期に入り、地上部の葉は茶色く枯れています。（地下部の根はわずかながら生育していますが）
この冬の休眠期間中に、芝草は必要な栄養素等を芝草体内に貯蔵し、翌春の芽出しを行うのに必要なエネルギーを作り出す、非常に大切な時期でもあるのです。
よく、お客様から「芝の生育が良くないのはどうしてだろう」と聞かれるのですが、原因はいくつか考えられますが、冬期にかなりの踏圧や何かしらのストレスを与えてしまっている、ということが少なからずあります。
そこで、休眠している暖地型の芝草を保護してくれるのが、寒地型芝草であり、オーバーシードという方法で行うわけです。この寒地型芝草というのは、一般に西洋芝と呼ばれており、冷涼期（春・秋〜初冬）に生育適期を迎えます。
つまり、生育特性の違う2種類の芝生を上手に使って、1年中、緑の芝生を実現させようというのがオーバーシードという工法です。

これにはいろいろなメリットがあり、やはり1つ目には1年中、エバーグリーンの芝を楽しめるということですね。
次に、先ほど申しました、冬期の高麗芝を保護してくれることです。ただ、「じゃあ、高麗芝の上に西洋芝の種を播けばいいわけか」といってデタラメにやっても上手くいきません。
寒地型の西洋芝といってもたくさん品種があり、その品種特性や地域条件等も勘案して、播種時期や播種量、その後の管理方法を決定していきます。

また、その他にも管理が大変であることや、管理にかかるコストの高さや移行期の芝の見た目の問題など、実施するにあたってはそれなりの気構えがなければ大変苦労される場合もありますので、ご注意を。

興味のある方は一度、当社にご相談ください。